シアワセ指輪学
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指輪や結婚にまつわる雑学コラムを集めました!
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独自の歴史がたくさん詰まった地、沖縄。今回ご紹介するのは、そんな沖縄で伝統的な細工を用いて造られた「房指輪」というアイテム。これは結婚指輪として使用されるそうで、華やかな装飾が幾重にも連なっています。
今回は「房指輪ってなに?今も買えるの?」と気になっているあなたのために、房指輪の歴史や魅力、現在の入手方法などについて詳しくまとめました!ぜひご参考ください。
房指輪とは、琉球王朝時代から造られていたという沖縄の歴史ある結婚指輪。主に貴族の婚礼の儀に使用されていたそうで、娘の幸福を願い親から子へと贈られるのが特徴です。
現代の結婚指輪は基本的には自分たちで選び、用意するのが主流ですが、こちらは嫁入り道具のひとつとして数えられていたといいます。
ただし、金細工と呼ばれる専門の職人の手によって造られるということもあり、用意できたのは前述したように限られた貴族や士族のみ。それも第二次世界大戦中にほぼ焼失したため、歴史的には非常に貴重なアイテムと言えるでしょう。
房指輪の特徴は、私たちにも馴染みのある輪っか状のリングに7つの装飾品がじゃらりと提げられているところ。装飾品にはそれぞれに以下のような意味合いがあり、いずれも縁起ものとして付けられています。
このように、七房は親が子に願う様々な幸福を意味するのですね。他にも富貴を象徴する牡丹や平和を表す鳩など、様々なバリエーションも存在するようです。
房指輪は個性的なデザインと、七房に込められた温かな願い、厄除けなどの意味から、昨今では若者にも人気があるよう。
本来ならば沖縄の専門的な職人を頼るべきですが、最近では若いデザイナーによる作品も増えており、セレクトショップ等で購入が可能となっているようです。
価格は2万円前後~5万円前後で、通販を行っている場合もありますから、気になる方はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか?