そもそも婚約指輪がなぜ高額なのかといえば、プラチナやゴールドといった高価な地金に、結婚指輪と比較しても大きめのダイヤモンドやサファイア、パールなどの宝石が付けられているから。
また、基本的には一生に一度のアイテムということで、顧客1人1人に合わせたサイズやサービスなどが提供されているという理由もあるでしょう。では、なぜそんな婚約指輪を格安で販売できるのでしょうか？

◆カラット数を抑えれば、ブランドによっては上質な素材でも！
となれば、10万円以下で婚約指輪を揃えようとすると、ジルコニアやチタンなど素材も比較的リーズナブルなものに変わるのでは？と思いますよね。しかし、実はブランドによっては、本物のプラチナやダイヤモンドを使った婚約指輪が10万円以下で販売されていることもあるようです。ただし、カラット数は大体0.2～0.3程度が主流なので、ダイヤの大きさにこだわる方には不向きと言えるでしょう。
もちろん、ジルコニアやチタンなども新素材として昨今注目されていますし、素材にこだわらない場合はそういった地金や宝石が用いられている婚約指輪を選ぶのも手。見た目は違和感がありませんし、更に費用が抑えられます。

婚約指輪を10万円以下で抑えるメリットは様々です。では、一体どのようなものがあるのでしょうか？具体的に見てみましょう。

◆経済的なメリット
・婚約指輪で浮いた分の数十万円を、挙式費用や新婚旅行などに回すことができる
・貯金に回せば、家電や新居での生活にも使用できる
・社会人になりたてで貯金が心もとないカップルにも優しい

◆精神的なメリット
・予算的に厳しいかな……と婚約指輪を諦めかけていた場合でも、夢が叶う
・男性側としても、無理をしない範囲で彼女を喜ばせることができる
・結婚の際は次々に意外とお金がかかって焦ることもあるものの、少しでも資金に余裕ができることで安定感も得られる
こういったところでしょうか。結婚費用は何かと予想以上に削られるものですから、倹約しつつも夢を叶えたいカップルにはピッタリだと言えるでしょう。

では、10万円以下の婚約指輪に対する女性たちの声は一体どのようなものなのか？というと、やはり賛否両論のよう。

◆気持ちが嬉しい！OK派
・予算が厳しくても婚約指輪を用意しようと思ってくれたのが嬉しいし、ずっと憧れだったので値段は気になりません！
・最近は婚約指輪を購入しないって人も多いみたいだけど、形としてはやっぱり残したいので、安くてもOK！

◆結局使わない！？NG派
・格安でも10万円となれば結構な金額ですし、それなら結婚指輪を奮発したいかな……。
・婚約指輪ってそもそもあんまり使わないし、予算内で無理して買わなくても……と思ってしまう。
このように、賛成派も反対派もそれぞれの意見があるということが分かります。サプライズしようとあまり気合いを入れすぎず、まずは彼女に相談するのが一番かもしれませんね。