まず、結婚指輪の相場が年齢と共に変わってくるという問題について。これに関しては、大幅に違いはないものの事実と言えるでしょう。

◆20代なら、ペアで20万円前後が多い！
結婚指輪は婚約指輪に比べて、宝石が付いていてもそれほど大きくはないですし、比較的安価になりがち。とはいえ、素材を定番のプラチナやゴールドにすれば、20代でも大体相場は20万円前後となってしまうようです。ただし、素材やデザインにこだわらなければ、ペアで5万円～10万円前後のものも。

◆30代になると、相場は30万円前後に！
30代～40代以上になると、仕事でも責任あるポジションを任せられる方々が男女共に増えますよね。それに応じて収入も上がるため、結婚指輪の相場も比較的高くなる傾向にあるようです。特に30代後半以上になれば、ペアで40万円前後の指輪を検討する方も珍しくはないそう。昨今では指輪を贈り合うパターンも定番になっているので、予算的にも余裕を持ちやすいのかも。

しかし、結婚指輪の相場が年齢と共に上がるのは、単純に「お互いの収入や地位が高くなるから」という理由だけではありません。
じゃあやっぱり、ある程度の歳になったら良いものを買わないと恥ずかしいってこと？と思う方もいるでしょうが、実は「婚約指輪を重視するか否か」によっても相場は異なるようなのです。

◆婚約指輪より家電！？指輪への意識も変化しがち
婚約指輪はあくまでも男性から女性へ贈られるものですし、年齢を重ねると共に「それよりは新居にお金をかけたい」「家電が欲しい」という現実的な考えが強くなる女性が多いようで、そうなると結果的に「結婚指輪を少し奮発して、婚約指輪はナシにしよう」というカップルも増えるのですね。
もちろん、年齢関係なく両方購入される場合もありますので、一概には言えません。しかし、結婚指輪の相場が上がるのは単純に価値観の変化によるところもあるので、それなりのものを買うべき！と構える必要はないのかも。

このように、結婚指輪の相場は年齢に応じて高くなる傾向はあるものの、必ずしも参考にしなくてもよいということが分かります。では予算を決める上で何を重視すべきか？というと、それはやはり「貯蓄額」と言えるでしょう。
婚約指輪は給料3ヶ月分……なんて言葉が昔は定番でしたが、月収や年収だけを見て予算を検討するのは危険です。あくまでも今どのくらい貯まっているか、その中からどの程度割けるかを考えてみてください。
挙式や新婚旅行、新居への引っ越しなどがあればその分どんどん貯蓄は減っていきますから、どれを最も重視するかを2人で話し合い、最適な予算で結婚指輪を購入してくださいね。